骨格性反対咬合: 顎変形症 [25歳 女性 ]
骨格性反対咬合: 顎変形症 [25歳 女性 ]
下の顎が出ていることが気になり来院されました。この例のように著しい反対咬合の場合は、頭部X線セファログラム、コーンビームCTにて頭蓋顎顔面の形態分析を行い、口腔外科医との綿密な打ち合わせのもとに、均整の取れた顔貌のシュミレーションを作成し、この目標に向けて外科矯正治療が開始されます。
この例では下のあごを後方に10mm後退させました。上のあごが小さく歯の重なりが大きいため左右第1小臼歯の抜歯を行い、エッジワイズ装置にて矯正を開始しました。手術までの術前矯正に1年3ケ月、10日間の手術入院、術後矯正(手術後のかみ合わせの最終調整)を6ケ月にて終了。治療期間は1年10ケ月を要しました。
治療前 | 手術計画 | 治療後 |
矯正治療費: 保険適用 保険適応 矯正治療に伴う一般的なリスクと副作用:ブラッシングが十分でないと、むし歯や歯周病の心配があります。外科手術には10日間程度の入院が必要となります。手術後に一週間程度の顔の腫れ、痺れなどを生ずることがあります。矯正治療後には戻り防止のため、保定装置の使用が必要となります。